ひきこもりから抜け出した後に起こること

自分を出せない方、思ったより多いです。

今はカウンセラーですが、もともとはひきこもりを経験し、心理カウンセリングに通って自

分の気持ちに気付いてきました。

ひきこもりから再就職して、人と向き合った生活を送ろうとした矢先、普通に話せないことに頭を抱えて苦しみました。

ひきこもりの再就職は、自分と向き合ってから本番です。

人から逃げてきた生き方を止めた途端、全く知らない人間関係の技術に悩まされます。

あの人は頭いい人だから考えてから話さなきゃ嫌われる

論理的に話さないと誰からも馬鹿にされる

必ず笑わさないといけない

そんなことを思い描いて、ジッと話さないでいました。

狙って話そうとすればするほど、話せないです。

苦しいです。

だから、いつも通りの対応を取ってしまいます。

そして、自分はダメなんだなぁと口ずさんでしまいます。

毎日続くのは嫌です。

ワラにもすがるつもりで、パワーストーンや占いを試してみても空回りしました。

占いで凄い存在の自分。

強力な効果のあるはずのパワーストーン。

ことごとく、裏切られていきました。

なんで!どうして!

本にはあれほど強いエネルギーがあると書かれていたのに、全く効果はない。

科学はどうかと言ったら、薬でひどい目に合っていたから信用できない。

ひきこもっている心はなかなか動き出しませんでした。

人と人に苦しむ毎日。

ひきこもっているときと違うのは、話を聞いてくれる人がいたことでした。

心理カウンセリングを受けながら社会に足を向けた時は、苦しくても死ぬことを我慢できました。

ちょっとしたミスで死ぬことを連想していたので、生きることは死と隣り合わせの生活でした。

会社生活では初めての作業は、ミスの連続です。

ゆっくり仕事をしていてもミスは起きます。

そのちょっとしたミスで、「間違えたんだ、間違えたんだ」と悩んでいました。

先輩から仕事を教えてもらっている最中でも、「間違えてはいけない」の意識ばかり先行きして、仕事を覚えられなかったです。

常に絶望の日々の唯一の救いは、こころを吐き出せる場所でした。

気持ちは不思議なもので、こころにつっかえているものを言えば言うほど、自分の存在を理解し始めてきます。

苦しみを理解してくれる方を持った時ほど、安心できたことはありませんでした。

良い言葉、しみわたる言葉。

素晴らしいです。

ひきこもっているときに名言を聞かせてくれるのは嬉しいです。

もっとして欲しいのは、ただただ、自分のことを聞いて理解してくれること。

社会人になっても、わからないことは多くでます。

だから、話を聞いてもらいたい。

自分を認めてほしい。

ひきこもりから抜け出したあとの気持ち。

山形で心理カウンセリングをやっているとフッと思ってしまうことでした。

ひきこもった後も試練はあります。

私たちカウンセラーは苦しいを乗り越えるまでのサポート役です。

社会復帰して安心したいあなた、セッションルームでお待ちしております。